agbee Diary
きみちゃんとagbee(2)~思い出編~

きみちゃんとagbee(2)~思い出編~

私ときみちゃんとの出会いは中学校に遡ります。きみちゃんとは都内の中高一貫の女子校で出会いました。中学時代は一緒に剣道部に所属していましたが、高校卒業まで同じクラスになることはなく、顔を合わせたら普通に喋る感じの友達でした。

past time in kendo-bu
汗臭い青春を過ごす、あどけない表情の私たち。(私は中学卒業と共に離脱しました)

地獄の剣道部

剣道部は(私にとっては)本当にキツい部活でした。夏は灼熱、冬は極寒のなか、汗を吸った道着に重くて臭い防具を付けて、大声を出しながら竹刀を振る毎日。部活内の厳しい上下関係、ロッカー室で異臭を放つ私たちに向けられるバレー部やバドミントン部からの冷たい目線…根性なしの私はとても6年間続けることはできませんでしたが、きみちゃんは高校卒業まで部活をやりきりました。

   

きみちゃんは、体は華奢で小柄だけど、コツコツと努力できる芯の強い子という印象で、勉強も剣道も休まずキチンとやり続けることのできる子でした。対して私は試験勉強なんぞほぼせず、剣道もサボり気味で目立ちたがり屋の不真面目な性格。お互いほぼ真逆の立ち位置でしたが、こんな私にもきみちゃんは優しく、お互いをリスペクトしていました。(そう思っているのは私だけ…?)

卒業、そして再会

高校を卒業後はお互いに別々の大学に進学し、卒業して、就職し、普通に働いていました。ところが、ある日突然、SNSできみちゃんが軽トラの荷台いっぱいの大量のネギを作ったことを発信しました。とうてい家庭菜園で作る量ではなく、頭に「?」がたくさん浮かんだけれど、他にもインゲンを定植したこと、キャベツを収穫したことを次々に発信。それを見て、私はきみちゃんが農業を始めたということを知りました。

    

post of FaceBook
突如投稿されたネギ配布の投稿…

最初、「何故、突然農業なんて始めたんだろう…?」と疑問を持っていましたが、面白そうだし、自由が丘で農業なんて、最高に贅沢で素敵な人生だと思って密かに注目していました。それからというもの、たまにお野菜を買いに行ったりしていたのですが、ある時、前職で行っていた仕事のインタビューをきみちゃんに協力してもらうことになりました。

そんななか、話題に上ったのがagbeeでした。

つづきます