agbee Diary
きみちゃんとagbee (1)

きみちゃんとagbee (1)

~Kuriyama Farmのきみちゃんについて~

こんにちは!agbeeの島田です!

現在、私たち株式会社agbeeは目黒区八雲にあるKuriyama Farmの”きみちゃん”と一緒に開発をしています。きみちゃんとは、agbee自体(ロボット)だけでなく、agbeeのあるLifestyleを一緒に考え、作っていくパートナーとして、 メンバーになってもらいました。きみちゃんと私たちのお話しは今後、ちょっとしたシリーズとしてお話しさせていただきたいと思います。さて、今回は、きみちゃん自身についてと、agbeeとの出会いをお話しします。

   

作業するきみちゃん
12月 早朝から作業するきみちゃん

お祖父様の土地を受け継ぎ、就農を決意

きみちゃんは、東急東横線・自由が丘駅から徒歩10分という瀟洒な住宅街の中の土地で、3反(約3000㎡)の畑を耕している女性です。きみちゃんのお家は、元々お祖父様が造園業を営んでおり、お父様を早くに亡くされた関係で、お祖父様から直接お家を継ぐことになりました。

   

就農を選んだ理由は、先祖代々の土地を守るためでした。そのままお祖父様の莫大な土地を相続してしまうと、莫大な税金を課されて土地を売らなければいけなくなってしまうのです。就農を選ぶと税金が猶予され、代々の土地を自分の子孫に残すことができるので、26歳のときに就農を決意しました。きみちゃんは企業で働きながら(!)1年間、ひとりで元あった造園の木を片付けて、土を耕し、農家になる準備をはじめました。

   

農家になって2年、agbeeに出会う

これまで企業のなかで人と一緒に働いていたのに、就農するときみちゃんはひとりぼっちでした。毎日向き合うのは言葉を持たない土、植物、天候、虫、動物たち。それに、重いものを持ったり、不自然な姿勢をしたりして身体的にも辛い中で、「これから一生、農業を続けていく中で、この孤独感と身体の辛さはどうしたらいいんだろう」と漠然と考えるようになりました。それでも弱音を吐くことなく、新しい農法や卸先の開拓など、農家として精力的にチャレンジを続ける中で、きみちゃんの前に現れたのが、agbeeでした。

つづきます